第66番礼所 雲辺寺 子どもと四国お遍路88ケ所御朱印巡り 札所最高所に立つ厄除けの寺

66番雲辺寺のアイキャッチ画像 遍路四国88ケ所巡り
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88ケ所の順番ばらばらに巡っている、四国お遍路巡り。

子どもと一緒に車での巡礼をしています。

徳島県三好市にある66番の雲辺寺(うんぺんじ)に行ってきました。

「月日を今は麓にぞ見る」とご詠歌にも詠われているように、88か所でもっとも高い標高911メートルの位置に建つ。遍路ころがしの難所であり、「涅槃の道場」の関所寺となる。今はロープウェイが架かり、麓から一気に登ることができるが、山頂はちょうど県境となり、香川県の打ち始めながら所在地は徳島県になる。

それでは早速、四国88ケ所巡り、徳島県三好市第六十六番の雲辺寺(うんぺんじ)をみていきましょう。

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第66番雲辺寺 おたのみなす 車でいってみた

雲辺寺詳細

66番雲辺寺の道
宗派真言宗御室派
開基弘法大師
創建789年(延暦8)
山号巨鼇山
本尊千手観世音菩薩

雲辺寺 四国霊場第66番礼所。

縁起によれば、789年(延暦8)に弘法大師が創建したとされる。大師16歳のとき、75番の善通寺の建材を求めて登った際に、その深遠さに心打たれ一夜にして堂宇を建立したという。

その後も大師はこの難所を2度登っている。807年(大同2)に、唐から請来した宝物で秘密灌頂の修法をしたと伝わり、818年(弘仁9)には、嵯峨天皇の勅を受け、本尊の千手観音を刻み、仏舎利と毘盧遮那法印を山中に納めたとされる。

以後、僧侶の学問修行の道場として「四国高野」と称されるほど栄、貞観年間(859~877)には清和天皇(在位858~876)に勅願寺にもなっている。

鎌倉時代には七堂伽藍も備え、阿波、伊予、讃岐に接することから、実際に関所の役割も兼ねる大寺院だったという。

天正年間、長宗我部元親が雲辺寺に参拝し、四国制覇の野望を住職に打ち明けたところ諫められたという話はよく知られている。天正の兵火に罹災した寺が多い中で、雲辺寺は戦禍を免れ、江戸時代には阿波藩の蜂須賀氏から手厚い保護を受けた。なお、本尊の千手観音坐像のほか、寺に伝わる毘沙門天立像と絹本著色聖衆来迎図は国の重要文化財に指定されている。

恒例の66番ポーズ

66番雲辺寺の人文字
66の人文字

66を表現してみました。

なんとか同じ数字の6に見えるでしょうか。

綺麗に建て替えられた山門。

  • 1回目は12箇所、2回目は4箇所のお寺を巡りました。
  • 2回目は84-87番です。
  • 3回目は46-53番です。
  • 4回目は54-59番です。
  • 5回目は79番のみ。
  • 6回目は65.66.72-76番です。

子どもと巡るメリット 雲辺寺

66番雲辺寺を歩く子供
堂々と歩く
目的

お金の大切さと、挨拶等の練習。

お寺から得るものは多数ある。

恥ずかしがらずに何でもできるように経験させることで、子どもの成長にも役に立つと思ってます。

大きいお子さんであれば歴史の勉強にも役に立ちそうですね。

雲辺寺での子どもの様子

66番雲辺寺のおたのみなす1
おたのみなす

おたのみなすがえらく気に入ったのか、何度もくぐってはなすに座ってました。

66番雲辺寺のおたのみなす2
おたのみなす

ナスと見つめ合ってます。

おたのみなす

なすの形をしたブロンズ製の腰掛で、願を掛けながら腰かけると願いが叶うと言われている。

なすの花は無駄なく実になるという伝承と「成す」をかけている。

66番雲辺寺の御賓頭盧様
御賓頭盧様

御賓頭盧様といっしょに?

お釈迦様の直弟子

お釈迦様の教えを守り、正しく広め伝えた聖者たちが「羅漢さま」たちで、「びんずるさん」は「16羅漢」の頂点におられた方です。

別名「なで仏」と呼ばれ、病気の人がこのお像をなでた手で、自分の悪い所をさすると、病気が治ると信じられてきました。

びんずるさんは、寺のお堂の中央でなく、縁側や外陣の隅に座っておられます。つまり、遠くから手を合わせるのではなく、身近にいて、いつでも手をふれることができる距離におられる、とても身近な仏様です。

てきとーる的 雲辺寺 ベストショット

66番雲辺寺の灯篭
雲辺寺

雲辺寺らしい連続した灯篭。

5百羅漢といい雲辺寺では同じものを連続して配置したり、道も木々の連続したものが多く見受けられます。

整備されている境内で何かを伝えようとしているようにも思えるパワースポットでもあります。

てきとーる的 雲辺寺 見どころ案内

66番雲辺寺の駐車場
駐車場

雲辺寺に車で向かうと駐車場があります。

舗装道路は雲辺寺で費用負担しているそうで、協力金がいります。

  • バイク 100円
  • 軽自動車 500円
  • 普通車 500円
  • ジャンボタクシー 1000円
  • マイクロバス 2000円

納経所で支払いします。
記念品としてお箸を貰えます

66番雲辺寺の山道1
山道を歩く

舗装された道を歩いていきます。

山のなかで森林浴をしながら歩けるので気持ちがいい。

66番雲辺寺に到着
雲辺寺

10分程あるくと雲辺寺に到着。

人が多いときにはここで駐車料金を支払うようです。

66番雲辺寺の山門
雲辺寺山門

雲辺寺の山門です。

雲辺寺は相当資金力があるのでしょうか、ほとんど新しものばかりでお金がかかってます。

66番雲辺寺の観音さま情報

雲辺寺の観音さま

香川県と徳島県の県境いの山に、雲辺寺というお寺があります。

昔、このお寺の近くに与成という、てっぽうをうつのがじょうずな猟師が住んでいました。与成は、毎日朝早く、「今日もえものがたくさんとれますように。」と雲辺寺の観音さまにお参りをしてから山へでかけました。

観音さまは、「与成が動物を殺すのをなんとかしてやめさせたい。」と考えていました。そこで山の中でつりがねをかぶり、えものにばけて待っていました。いつものように山に出かけた与成は、なにやら動く、黒いものをみつけて、てっぽうをうちました。「グァーン」ものすごい音におとどいた与成は、木のかげにかくれてようすを見ていました。「与成はどこへ行ったのかな。」観音さまは、つりがねをもちあげてそっとのぞきました。与成は、光る目をめがけて、「ズドーン」ともう一度てっぽうをうちました。「やったぞ。」喜んだ与成は、えものの所に行きました。

しかし、えものはいなくて、血がおちています。血をたどって行くと、雲辺寺の観音さまのところへつきました。ふしぎに思って見上げると、観音さまの目から血が出ています。はっとした与成は、それから動物を殺すのをやめてしまったということです。目をうたれた観音さまは、目の悪い人をなおしてあげることにしました。

今でも、目の悪い人がお参りするとよくなると言われています。

「香川のむかしばなし」より

66番雲辺寺の慈母観音
慈母観音

慈母観音がなんとも癒される顔ですね。

66番雲辺寺の道
灯籠

灯籠が続くのが雲辺寺の特徴。

五百羅漢といい連続して美しく見せることに長けています。

66番雲辺寺の大師堂
大師堂

上記画像の右側の看板の内容↓

2020年(令和2年)
四国遍路は”逆打ち”で

古来より4年に1度、うるう年の時は88番から逆にお参りするという風習があります。1番から順にお参りするより、大変であることから功徳(おかげ)が大きいと言われております。

88番 → 1番 → 高野山

66番雲辺寺の水子地蔵
水子地蔵

水子地蔵は古そうに見えますが、銅でつくられているので新しいものでしょう。

66番雲辺寺の本堂
本堂

護摩堂と本堂です。

きちんと整備されていて、手入れもしっかり行われています。

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御朱印とお札 第66番礼所雲辺寺

納経(動画あり) 雲辺寺

66番雲辺寺の納経所
納経所

納経所も整備されており、周辺の景色と一体感があります。

66番雲辺寺の箸
雲辺寺の箸

駐車料金500円を払うと、お箸をもらえました。

他にもステッカーがもらえたという話もあるそうです。その時々でしょうか。

御朱印動画↓

御朱印してもらうには納経帳を持参しましょう。

納経帳はネットで買う方が、いろいろあり好みのものを選ぶことができます。

納経帳は必須アイテムです。下記より↓

ネットでお気に入のデザインや限定商品を購入して持参するのがおすすめです。

ネットからの購入は下記より↓

鬼滅の刃御朱印帳もあります↓

御朱印と御札(御詠歌札) 雲辺寺

66番雲辺寺の御朱印
雲辺寺御朱印

雲辺寺の御朱印は結構好きですねー。

細いタッチながら統一感があり、パワーを感じさせてくれる御朱印です。


66番雲辺寺のお札
雲辺寺のお札

左は千手観世音菩薩です。

さすが四国最高所に建つお寺ですねー、お札もものすごい迫力です。

今まで訪れた中で一番迫力は感じる御姿です。

令和元年5月〜令和3年12月末まで右側の御札が授与されます。

右側のには歌が記載されています。

はるばると雲のほとりの寺にきて

月日はいまはふもとにぞ見る

まとめ 第66番礼所雲辺寺

66番雲辺寺の景色
雲辺寺からの景色

車で行くと意外とあっさりと到着してしまう気がします。

ロープウェイだと思いでとしてしっかり残るでしょう。

雲辺寺は車でもロープウェイでも両方のルートで訪れておきたいみどころたっぷりなお寺です。

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