![てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/908e5074da228bb028d8dccb21d6a5cc.jpg)
旧車いすゞ117クーペのレザーシートの傷をアドカラーで補修してみました。結果失敗・・・・
広範囲をついでに補修したことで、色が変化していき、統一感がなくなりました。
うまくやるコツを失敗からお伝えします。
- レザーシートの補修にアドカラーを使う
- 色合わせから塗り方
- うまくやる方法
- まとめ
40年前の旧車、いすゞ117クーペが納車されてからやることだらけ。
まずは見た目からということで、内装から手掛けています。
内装は巨匠ジウジアーロが手掛けた素晴らしいデザインは見る影もありません・・・
現在の内装↓
![117クーペの車内](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200505153543-1024x768.jpg)
もはや車とは思えないひどい状況。
戻せるのか心配になっている筆者てきとーるです。
さて、それはさておき今回は車のレザーシートの補修。
大きな破れ以外であればコロンブスのアドカラーで修正可能。
- 絵の具感覚で簡単に塗れる
- 色の調合が可能なのでどんな色にでも対応
- 傷に入り込んで膜を作るので傷が目立たなくなる
- 格安
アドカラーはとにかく格安で簡単。
革靴の補修を行ってみた記事を、姉妹サイトで紹介しています。↓
てきとーるユニる
アドカラーで革靴を補修してみた記事
慣れないうちは塗り方に戸惑いますが、慣れると簡単。
今回は革靴の経験を活かして、レザーシート補修に挑んだのですが・・・
![てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/908e5074da228bb028d8dccb21d6a5cc.jpg)
見事に失敗しました・・・
![裏てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/a5c0822a0709f05568e5c8694c61424c.jpg)
素人ならそんなもんだろ
失敗からのコツを紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
コロンブス アドカラーとは何ぞや?
![アドカラーのセット](https://tekito-ru-unile.com/wp-content/uploads/2020/05/addcolor-set.jpg)
絵具感覚で革靴を補修することができる。
- 傷の補修用クリームのため染め替えはできません。
- ジャケット等の衣料には使用できません。
- お子さまの手の届かないところに保管してください。万一飲み込んだ場合は水を飲ませるなどの応急処置をし、医師にご相談ください。
- 認知症の方などの誤飲を防ぐため、置き場所に注意してください。
絵具感覚なので、色を混ぜることで、目的にあった色を再現できます。
![アドカラーのカラーチャート](https://tekito-ru-unile.com/wp-content/uploads/2020/05/ad_colorChart.jpg)
カラーが豊富で混ぜることで再現可能
そしてなんといっても安い!
1本、定価330円(税込)
330円でレザーシートが補修きるのなら最高です。
レザーシート補修場所の確認 いすゞ117クーペ
![117クーペのシート取り外し](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504122029-1024x768.jpg)
補修するのはリアシート。
とても変わった色で、さすがイタリアの巨匠ジウジアーロが絡んでいるだけあります。
ワインレッドでしょうか、ピンクに見える不思議な色です。
この時点でこんな色作れるのか疑問に思うべきでしたねー・・・
![裏てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/a5c0822a0709f05568e5c8694c61424c.jpg)
美術が得意なわけじゃないしな・・・
![117クーペシートの傷1](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151043-1024x768.jpg)
傷というより、レザーが日に当たり過ぎて、乾燥。
その後劣化して、割れが発生している状態です。
レザークリーム等で修正は可能ですが、さすがに色が薄れている部分も。
![117クーペシートの傷2](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151047-1024x768.jpg)
ちょうどリアウインドウから日がもろに当たる部分です。
劣化がかなり進んでいる状態。
40年前ですから当然ですね・・・
色がはげた部分をアドカラーで修正する
アドカラーを準備する 色の調合
![117クーペシートのリペアアドカラー](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151100-1024x768.jpg)
アドカラーを準備します。
- アカ
- アオ
- アカチャ
ワインレッド、ボルドーのような色なので、赤と青で表現可能。
![117クーペシートのリペアポイント](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151106-1024x768.jpg)
まずは塗る場所を確認します。
いきなり大変な場所より、少し傷の部分から実施。
![117クーペシートアドカラー色チェック](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151222-1024x768.jpg)
赤多めで、青を少量
小学校や中学校を思い出しますねー。
ちょっと青を混ぜただけで、紫になってしまったので、赤を多めにさらに調合。
![117クーペシートアドカラーの色OK](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151232-1024x768.jpg)
色の確認です。
まあまあ合っているのではないでしょうか。
色の調合が終わったところで、実践です。
実践 レザーシートに塗っていく アドカラー
![117クーペシートのアドカラーを塗る](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151342-1024x768.jpg)
結構いい感じです。
ちょっと目立ちますが、実際には乾くと結構馴染みます。
が・・・
ここで調子にのってしまい、完璧を求めて、さらに色を調合。
![117クーペシートアドカラーの色追加](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151808-1024x768.jpg)
もうちょっと暗い感じがしたので、赤茶を追加。
これが大失敗の元。
茶色が主張しすぎる展開に・・・・
![117クーペシートのシート横を塗る](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504152145-1024x768.jpg)
当然ですが、色が若干違ってきて、どうせなら全体を塗ればキレイになるだろうと判断。
これもまた大間違い。
よく考えればわかることですが、一箇所ぬると他の箇所と色が異なります。
![117クーペシートのシートを更に塗る](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504152151-1024x768.jpg)
あまり画像ではわかりませんが、茶色成分が強くなっていきます。
そしてそのまま他の箇所にも飛び火します。
![117クーペシートのペイント真ん中](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504152744-1024x768.jpg)
真ん中の割れがひどい部分。
茶色が強いカラーで塗っていきます。
どんどんと悪い方向に・・・
![117クーペシートのシートペイント全て1](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504161922-1024x768.jpg)
左と真ん中の色が明らかに異なります。
もう後戻りできない状態。
![117クーペシートのシートペイント全て2](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504161925-1024x768.jpg)
完全にやってしまったパターンです。
色味が異なり、統一感がない・・・
ある意味旧車なので味がある内装と思えば全然OKでしょうが。
というわけで失敗から学んだこと↓
アドカラーをうまく塗るコツ レザーシート
![117クーペシートのリペア前](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504151050-1024x768.jpg)
- 色は必ず妥協しない
当たり前ですが、色は合うまで何度も合わせた方がいいです。完成度と満足度にかなり影響します。 - 水を少量混ぜながら塗る
ダイレクトで塗るとかなりのっぺりした質感に仕上がります。
水を入れることで、透明感のある質感を表現できるので、本来の素材の良さが活かせます。 - 範囲は限定的に
塗装とは違いいます。
広範囲をやることでムラをなくすよりも、限定的にしぼって塗る方が目立ちません。
すべて当たり前のようですが、なかなか素人だとわからない内容です。
上記事項を守ることで、必ず質感の高いものが仕上がります。
まとめ 色合わせはかなり重要な要素 狭い範囲で塗ること
![117クーペのリアシート](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/05/IMG20200504114347-1024x768.jpg)
広範囲をやったおかげで、色んなところまで手をだすことになりました。
狭い範囲でやっていれば、目立つことはないです。
シートの状況を踏まえて、どうすれば最善かを事前に考えることが重要です。
あとでやり直すより、事前に時間をかけて色を合わせて塗るのが最善です。
深い傷にはアドベースを混ぜて塗ると傷が埋まります。↓
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