![てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/908e5074da228bb028d8dccb21d6a5cc.jpg)
モトコンポレストアの道はまだまだ長い。
分解された状態で受けったモトコンポのレストア第3弾。
今回は順番にやる必要はない、ボールレース取り付けです。
- モトコンポのフレーム、ボールレースの取り付け方法
- 必要な工具
- まとめ
40年も前のバイクがいまだに使える。
良いものは長く愛される証拠ですね。
![てきとーる](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2020/02/908e5074da228bb028d8dccb21d6a5cc.jpg)
パーツ供給が無いものもありますが、メーカーによっては人気のあるパーツは再販売してくれたりと、ありがたい対応も。
昔のものでも長く使える環境を整えてもらいたいですねー。
13年経過したら増税する車の制度は正直嫌です。
さて、今回はモトコンポの第3弾。
ステアリングボールレースの取り付け。
取り付け工程はいつでもできる。
逆にいうと、ステアリング周りを全部外さないとできない。
(ハンドル、ショック等全部外す)
それでは早速みていきましょう。
モトコンポ ステアリングボールレース 取り付け
必要な工具
- パーツクリーナー
- グリース
- モンキーレンチorウォーターポンププライヤー
幅広のナットを回せるもの
パーツクリーナー
まずはパーツクリーナー、これはもう必須ですね。
これがあれば、油汚れを一掃できるので必須、結構な本数使うこともあるので多めに持っておきましょう。
グリース
こちらもDIYするなら持っておけば役に立つアイテム。
価格も安いので、買っておきましょう。
モンキーレンチ ウォーターポンププライヤー
今回の作業で最適なのはモンキーレンチです。
ただ、幅広サイズなのでウォーターポンププライヤーで代用でもOK。
いろんな種類のモンキレンチを持っていおけば、ほぼほぼ対応できます。
パーツの検証
![モトコンポステアリングボールレースの状態1](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527110427.jpg)
保管されていたパーツ。
グリースが黒く固着しており、かなり古い状態。
ボールの割れは無いので再利用可能。
片側に26個、計52個あればOKです。
![モトコンポステアリングボールレースの状態2](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527110425.jpg)
グリースはかなり汚くなっており、直接触りたくないですね・・・
![モトコンポステアリングボールレースの状態3](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527110436.jpg)
ボールを受けるボールレースもグリースでべっとり状態。
![モトコンポステアリングボールレースの状態4](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527110440.jpg)
下側のボールレース、写真がぼけてますが、上側同様に汚い。
パーツクリーナーを吹きかけて、布等で吹けば簡単に取れる。
布はもちろん捨てる布で。
ボールレースの組み立て
![モトコンポステアリングボールレースの説明書](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527105006.jpg)
サービスマニュアルには、ボールレース(受け側)の取り付け記載があります。
筆者てきとーるの場合はすでにボールレースは打ち込んであったので、この工程はパス。
専用工具とありますが、平行に打てばOKなので、使えそうなもので代用できるでしょう。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て1](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527112727.jpg)
上側。
トップコーンレース(上側の蓋部分)にグリースをたっぷりと付けておきます。
上側のボールはこの蓋部分にボールを並べていきます。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て2](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527112843.jpg)
ボールが下向きになるように取り付けるのですが、グリースの粘着でボールが落ちることはないです。
26個を入れるとちょうど埋まります。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て3](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527113255.jpg)
続いて下側。
下側には直接ボールを付けていくことにしました。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て4](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527114059.jpg)
グリースをたっぷりと塗り、ボールを26個敷き詰めていきます。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て5](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527114103.jpg)
フレームを逆さまにして、下側にボールを入れました。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て6](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527114217.jpg)
取り付けです。
フレームをさかさまにした状態で、フロントフォークを差し込んでいきます。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て7](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527114400.jpg)
フレームを固定するために、台座を使います。
本来なら、エンジンと後輪を付けておけば、普通に自立します。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て8](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527114445.jpg)
この状態でボールの入ったトップコーンレースを回しこんでいきます。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て9](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527115440.jpg)
手で回せるところまで締めこんでいきます。
![モトコンポステアリングボールレースの組み立て10](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527115827.jpg)
ここでウォーターポンプフライヤーの出番です。
ちゃんとした指定トルクがありますが、まあ感覚でOKでしょう。
ある程度締めて、ハンドルがうまく動く範囲であればOK。
適度な締め込みです。
モンキーレンチがあればOKですが、ここまで大きいものに対応するサイズは持っていない。
まとめ グリースをたっぷりぬって締めこむだけ
![モトコンポステアリングボールレースの状態5](https://tekito-ru.com/wp-content/uploads/2021/05/IMG20210527110721.jpg)
ボールの数が足りているのか、パーツがあるのか不安でレストアしてますが、今回もパーツの欠けがなくうまく組み立てができました。
指定トルクは無視してますが。。。
まずは動かすことがメインなので、簡単にできる部分からやっていきました。
ボールレース部分は気軽にできることが分かったので、またメンテでもやりたいと思います。
ウォーターポンププライヤーは何かと使えます。↓
モトコンポのレストア記事↓
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