モトコンポレストアの道はまだまだ長い。
分解された状態で受けったモトコンポのレストア第3弾。
今回は順番にやる必要はない、ボールレース取り付けです。
40年も前のバイクがいまだに使える。
良いものは長く愛される証拠ですね。
パーツ供給が無いものもありますが、メーカーによっては人気のあるパーツは再販売してくれたりと、ありがたい対応も。
昔のものでも長く使える環境を整えてもらいたいですねー。
13年経過したら増税する車の制度は正直嫌です。
さて、今回はモトコンポの第3弾。
ステアリングボールレースの取り付け。
取り付け工程はいつでもできる。
逆にいうと、ステアリング周りを全部外さないとできない。
(ハンドル、ショック等全部外す)
それでは早速みていきましょう。
モトコンポ ステアリングボールレース 取り付け
必要な工具
- パーツクリーナー
- グリース
- モンキーレンチorウォーターポンププライヤー
幅広のナットを回せるもの
パーツクリーナー
まずはパーツクリーナー、これはもう必須ですね。
これがあれば、油汚れを一掃できるので必須、結構な本数使うこともあるので多めに持っておきましょう。
グリース
こちらもDIYするなら持っておけば役に立つアイテム。
価格も安いので、買っておきましょう。
モンキーレンチ ウォーターポンププライヤー
今回の作業で最適なのはモンキーレンチです。
ただ、幅広サイズなのでウォーターポンププライヤーで代用でもOK。
いろんな種類のモンキレンチを持っていおけば、ほぼほぼ対応できます。
パーツの検証
保管されていたパーツ。
グリースが黒く固着しており、かなり古い状態。
ボールの割れは無いので再利用可能。
片側に26個、計52個あればOKです。
グリースはかなり汚くなっており、直接触りたくないですね・・・
ボールを受けるボールレースもグリースでべっとり状態。
下側のボールレース、写真がぼけてますが、上側同様に汚い。
パーツクリーナーを吹きかけて、布等で吹けば簡単に取れる。
布はもちろん捨てる布で。
ボールレースの組み立て
サービスマニュアルには、ボールレース(受け側)の取り付け記載があります。
筆者てきとーるの場合はすでにボールレースは打ち込んであったので、この工程はパス。
専用工具とありますが、平行に打てばOKなので、使えそうなもので代用できるでしょう。
上側。
トップコーンレース(上側の蓋部分)にグリースをたっぷりと付けておきます。
上側のボールはこの蓋部分にボールを並べていきます。
ボールが下向きになるように取り付けるのですが、グリースの粘着でボールが落ちることはないです。
26個を入れるとちょうど埋まります。
続いて下側。
下側には直接ボールを付けていくことにしました。
グリースをたっぷりと塗り、ボールを26個敷き詰めていきます。
フレームを逆さまにして、下側にボールを入れました。
取り付けです。
フレームをさかさまにした状態で、フロントフォークを差し込んでいきます。
フレームを固定するために、台座を使います。
本来なら、エンジンと後輪を付けておけば、普通に自立します。
この状態でボールの入ったトップコーンレースを回しこんでいきます。
手で回せるところまで締めこんでいきます。
ここでウォーターポンプフライヤーの出番です。
ちゃんとした指定トルクがありますが、まあ感覚でOKでしょう。
ある程度締めて、ハンドルがうまく動く範囲であればOK。
適度な締め込みです。
モンキーレンチがあればOKですが、ここまで大きいものに対応するサイズは持っていない。
まとめ グリースをたっぷりぬって締めこむだけ
ボールの数が足りているのか、パーツがあるのか不安でレストアしてますが、今回もパーツの欠けがなくうまく組み立てができました。
指定トルクは無視してますが。。。
まずは動かすことがメインなので、簡単にできる部分からやっていきました。
ボールレース部分は気軽にできることが分かったので、またメンテでもやりたいと思います。
ウォーターポンププライヤーは何かと使えます。↓
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