約2年ぶりにモトコンポをいじることになりました。2年ぶりに再開して今度こそエンジンをかけるところまではいきたいです。しかし、ガソリン漏れしていたのがやはり解決しておらず、まずはフューエルコックの修理から開始。
他のDIYで忙しかったここ2年、久しぶりにモトコンポをいじることにしました。
ずっと倉庫で眠っており、このままだとやらずに時間が経過しそうだったので、重い腰を上げて。
以前から気になっていたフューエルコックからのガソリンの漏れ。
フューエルコックのパーツは5,6千円くらいするので、新品を買わず放置。パッキン交換で修理できることを知りましたが、専用工具も必要でそんなに簡単なパッキン交換ではないです。
が、新品を5,6千円で買うくらいなら、パッキンと工具を購入して今後のためのスキルアップとしてやることに。
まあだいたい4,000円くらいなので、正直なところ時間ないなら新品買ったほうが確実です。
さらに、穴あけとネジの溝掘りに失敗すると、新品を買うことになるので、結構リスクはあります。
DIYスキル的にはそれほど難しくはないです。
それでは早速見ていきましょう。
フューエルコックオーバーホール パッキン交換
必要な工具とパーツ
モトコンポフューエルコックパッキンセット
これがないと始まりません、パッキンセットはネットで購入できます。
2,000円でネジもついてくるものもあるので、ネジ付きを選ぶと楽です。
タップ・ダイスセット
タップのみでいいのですが、ダイスとセットになっているものが多いので、セットを購入。
20PICセットのもので十分です。
穴あけは3mmのものを使うのでM3と記載があるものが入っていればOKです。
電動ドリル
タップでネジ穴を作る前に下穴が必要です。
確実に電動ドリルがいります。
ドリルのビットは2.5mmのものが必要です。
ディスクグラインダー
フューエルコックの出っ張った部分をカット削るのに使います。
金属ヤスリがあれば金属ヤスリでも十分対応可能です。
フューエルコックからのガソリン漏れ
フューエルコックです。
ホースに接続されている部分から漏れているのではなく、回すスイッチと下側とが接続されている部分の隙間から漏れてきます。
ホース以外から漏れる場合は確実にフューエルコックのパッキンがだめなので、交換が必要です。
フューエルコック取り外し
組み上がった状態でもフューエルコックの取り外しは可能です。
ただ、ガソリンが多く入っていると漏れるのである程度出しておきましょう。
フューエルコックは燃料タンクの裏側なので、裏側から外します。
若干窮屈な場所なので、工具の先端を工夫しながら2本のビスを外していきます。
外れました。
ホースは2本のみ他の場所と接続されているので、双方に接続されているホースはフューエルコック側を抜きましょう。
裏側のホースと正面から見た上側のホースを抜くとOKです。
フューエルコックにネジ穴を作る
フューエルコックは分解不可能となっています。
カシメ部分を破壊して、ネジ穴を開けてビスで固定するように改造が必要です。
電動ドリルを使ってカシメを破壊して、穴を開けます。
下穴はビスが入る長さで、サイズは2.5mmの穴が必要です。
電動ドリルで穴を開けていきます。
穴を開けてカシメ部分を削ります。
あとはマイナスドライバーとペンチ等を使って蓋部分を取り外していきます。
主な原因はこのスイッチ部分のパッキンです。
このパッキンの劣化で、ガソリンが漏れてきます。
パッキンセットを交換していきます。
まずは穴にネジ穴を作ります。
2.5mmのタップを用意してネジ穴を作ります。
出っ張った部分はディスクグラインダーで削ってます。
金属ヤスリでも十分加工できます。
平らにしておきましょう。
いきなり完成図ですが、タップを使ってネジ穴をほってあとはビスで固定するだけです。
タップは下穴さえしっかり掘っていれば、何も問題なくネジ溝をつけることができます。
パッキン交換後。
交換後はかなりスイッチが固くなりました。
見た目にはそれほど劣化は感じられませんでしたが、動作させると全然違いますね。
もとに戻して漏れ確認
取り付けて動作させてみます。
ONにするとガソリンがちょろちょろと漏れていたのが交換前です。
ONの状態にしてもガソリンの漏れは確認できません。
やはりパッキンが原因だったのでしょう。
オフ状態でもまったく問題がありません。
無事に壊すことなく完成してよかったです。
まとめ オーバーホール交換だと永久的にメンテナスできる
もともとのパーツは分解不可で、破壊するともとに戻せません。
しかし、ネジ溝加工してビスで固定することで半永久的にパッキン交換さえすればフューエルコックが使えます。
時間的余裕があるのであればDIYで交換をおすすめします。
新品も売っているので、確実にいくなら新品購入です。
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