石油ストーブは長期間使っていると芯が劣化したり、ススがたまったりして、炎がうまく出ないことがあります。アラジンブルーフレームの炎の出方がおかしくなったので、メンテナンスしてみました。
電気代の高騰で、蓄熱暖房機を使うと地獄を見ることになるので、最近はもっぱら石油ストーブが大活躍しています。
エアコンよりもコスパが良いので石油ストーブをもっておいて良かったです。
筆者てきとーるの家には石油ストーブが3台あります。
- アラジンブルーフレーム
- フジカハイペット
- トヨトミ KS-67H
どのストーブも特色があり、それぞれの場面で活用しています。
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石油ストーブはファンヒーターとは違い、メンテナンスしないと快適に使うことができません。
ちょっと面倒ですが、メンテナンスすることで愛着もわくし、長く使うことが可能。
今回はアラジンブルーフレームの炎がおかしくなってきていたので、分解メンテしてみました。
実例をもとに、どう対処すればいいかを紹介します。
それでは早速みていきましょう。
Aladdin ブルーフレームヒーター 分解芯メンテナンス
炎の異常 Aladdin ブルーフレームヒーター
2022年12月にストーブを出して使っていたのですが、どうも炎の調整がうまくいかない。
円形部分が均等に炎が出ているわけではなく、高い部分もあれば低い部分もある。
少し芯を低くすると、手前側が赤い炎になり、おかしい。
後ろ側は全然問題ない。
ちょうどいい具合に炎を調整しても、炎の上の部分がススの影響か、赤い炎が出るようになってました。
動画↓
炎が均等に出ておらず、うまく調整するのが難しい。
少し上げるだけで、上部の炎が赤くなるので、明らかにメンテナンス不足です。
芯を確認すると、若干上下しており、上下していることが原因で炎が均等に出てない。
別方向から確認しても、まばらでした。
また、ススが結構たまっており、このススが原因で炎が赤くなっているようです。
さっそく対処するためのメンテナンスを開始します。
炎の調整メンテナンス① ススを除去する
まずは点火部分のトップを外します。
つまんで上に引っ張るだけの簡単仕様。
2段目の金色部分を両手で左に回して緩めて外します。
もとに戻す場合は赤い印が同じ位置にくるようにセットしましょう。
ふちについているススを確認します。
結構黒くなって汚れています。
金ブラシ等を使ってススを削り取っていきます。
やすりでもOKです。
軽くこするだけで汚れは取れます。
一気にキレイになっていくので、やっていて気持ちがいい。
これで炎の先端が赤くなる現象は解消されました。
炎の調整メンテナンス② 芯を削る 芯クリーナー
芯を削る準備の為、ティッシュ等を隙間に入れます。
芯を削っていると、カスが下に落ちることがあるので、ティッシュ等で受け止めます。
受け止めないと灯油のタンク部分にカスが入って取れなくなります。
芯クリーナーを準備します。
プラスチック製で頼りないのですが、十分削ることができます。
芯クリーナーをかぶせて、クリーナーが少し浮くくらいまで芯を回して出します。
芯を上げる動画↓
ほんの少し上がればOKです。
芯の汚れを削る動画↓
軽く回すだけでススは取れます。
ススが取れたことを確認して、ススをティッシュ等でふき取ります。
手や布に付くと黒くなるので、捨てれるもので拭くと楽です。
炎が赤くなる原因の一つであるススを取り除きました。
不均衡に炎が出る原因でもあります。
炎の調整メンテナンス③ 芯の調整と清掃
ダイアル部分のネジを両側外します。
芯を外すために、まずはカバを外します、両端のネジを緩めてカバーを上に引き上げるだけです。
ダイアルが止まるまで回して、芯をギリギリまで出します。
芯を外すためにダイアルを限界まで回します。
黒いダイアルを手前に引っ張りながら、黄色いダイアルを奥に押します。
その後、手前のダイアルをさらに右に回して、芯を取り出します。
黄色いダイアルがストッパーになっているので、外して回すことで、芯がギアから外れて芯を取り出すことができます。
底にあるギアから芯がリリースされたことを確認します。
芯が上に引っ張れる状態になればOKです。
ギアとの絡みが無くなりリリース状態となります。
芯を上に引っ張って抜きます。
灯油が結構多めの状態で芯を抜くと、灯油が芯の底部分から垂れるので、気を付けましょう。
親指の先部分が芯の爪部分になります。爪を外すことで、芯が外れます。
芯の爪がまだロックされた状態です。
芯の爪部分を押さえながら、徐々に芯を上に引っ張っていくと抜けます。
灯油がしみ込んでいる状態でやったので、結構灯油が垂れてきました。
芯を再度セットして爪を入れてロック状態にします。
芯の出具合が均等になるように調整しながら作業します。
逆の手順で全てを戻して終了です。
新が水平に均等に出ていれば問題ありません。
炎が問題ないか確認
炎が均等に出て、先端に赤い炎も出なくなりました。
炎の動画↓
炎が均一になり、満足です。
最後に筒の内側の汚れを清掃します。
ついでにキレイにしておくと気分もすっきりです。
まとめ 定期的にメンテナンスすればブルーフレームもキレイ
定期的にメンテナンスすることで、見た目もキレイで、青い炎も均一になり見ていて癒される炎になります。
どうしても芯の部分にススがたまったりして、均等にならなくなるので、清掃メンテは必須です。
長く愛着をもって使えるように定期的にメンテナンスをしておくと良いでしょう。
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