古いホイールのレストアで、ガリ傷を補修してみました。
アルミパテを使ってみたのですが、正直ヤスリで削って研磨した方が綺麗になることが分かったので紹介したいと思います。
いすず117クーペが我が家に仲間入りして、やることだらけで時間がなかなか取れません。
旧車を扱うということはある程度時間に余裕がないと難しいことを実感しています。
しかし
日々充実することは間違いないので、人生を頼ませてくれます。
何かに没頭することで、他のことまで効率を求めるようになり結果的に自分の人生にプラスになる
というわけで、今回は旧車レストアの一つとして、ホイール補修。
古かったホイールを塗装、ガリ傷補修、タイヤ取付まで全てDIY。
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今回紹介するのは、ガリ傷補修。
結果として、アルミパテは必要ありませんでした。
アルミホイールが削り出しで塗装無しのシルバーでした。
アルミパテの色が合わないので結果的に目立ってしまう。
塗装まで行うとかなりの手間となり、全体を塗装しないと色の切り替わり部分が目立ちます。
完璧に色を合わせるのは市販スプレーでは困難。
説明が長くなってしまいましたが、要は研磨するだけで十分ということ
長すぎるわ、早く実践結果を紹介しろ
それでは、ホイールガリ傷補修をみていきましょう。
ホイールを研磨する ガリ傷を平らにする作業
ガリ傷の確認
ホイールを手に入れた時の状態です。
全体的にくすんでおり、汚い状態でガリ傷も目立ちます。
拡大すると↓
かなりガリっているのがわかります。
他のホイールにもガリ傷が多数ありました。
ガリ傷が目立つ要因
- 傷に光の陰影ができて、目立ちやすくなる
- 溝に汚れが付着して余計に目立つ
陰影が一番問題で、平な部分と比べると溝があり光の反射で目立ってしまいます。
車の凹みそうですね。
色は同じでも、凹んでいる部分に光が辺り、影ができたりするので、目立ちます。
インパクトドライバーで研磨する 粗目のペーパーサンドでもOK
インパクトドライバーを持っている場合はヤスリを付けて磨いていきます。
耐水ペーパーでも可能なので、まずは粗目で傷を平らにしましょう。
ある程度平らにしました。
これだけでも、傷部分の汚れが取れて、色が同じになります。
黒ずみが消えるだけでも十分きれい
その後耐水ペーパーで磨いていきます。
一部分を磨くのではなく、ある程度範囲を広げて、傷の深さをなめらかにするようなイメージで研磨。
かなり目立たなくなったのではないでしょうか。
これだけでも十分に完成レベルです。
あとは耐水ペーパーの番号を揚げていき、500番くらいで仕上げをするといいでしょう。
仕上げはピカールを使うと完璧です。
他の場所の研磨 同様の手順
こちらは結構ハードなガリ傷です。
インパクトドライバーで削っていきます。
深めの傷には角度をなめらかにする為、広めに削るのがコツ
粗目ですが、傷の汚れは取れて、角度も緩やかになった為、少し目立たなくなりました。
サンドペーパーで仕上げて終了です。
その他参考画像
ガリ傷を削った後です。
色味が揃うとだいぶマシになります。
連続している部分は1面と捉えて、全体を均一にするイメージで磨きます。
サンドペーパーの番号を上げながら研磨するとさらに綺麗になります。
↑研磨する前の状態
↑研磨した後の状態
かなりきれいになりました。
アルミパテで補修 傷にパテを塗り込み研磨
アルミパテ
ソフト99のアルミパテです。
取材と硬化剤があるので、3:1の割合で混ぜて使います。
よく混ぜ合わせて準備完了です。
凹み箇所に盛っていく
研磨してかなり目立たなくなりましたが、角度によって凹んで見えるのでパテを盛ります。
パテは盛るようにして多めに乗せておきます。
他の箇所にも試しにやってみました。
削ってみましたが、パテの色とホイールの色が若干違うので逆に目立ちます。
どうしても気になるので、最終的には全て削りました。
新品同様を求めるなら塗装まで行う必要がありますが、正直塗装まで行うとさらにリスクと時間も増えます。
削るだけで十分です。
まとめ 結果的にほぼ傷は目立たない パテは不要
ガリ傷を削ったあとは、ウレタンクリーを全体に噴いて完成させました。
パッと見、ほぼ新品のホイールに見えるくらいにまでなります。
研磨の段階である程度広範囲を削るって磨くのがコツです。
なめらかにすることで、陰影がなくなります。
また、ウレタンクリアー塗装で光沢も出るので効果的です。
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