もう何回このパナソニックの洗濯乾燥機を分解したでしょうか。
人生の中でこれほど家電を分解修理清掃した機種は、このクソ洗濯乾燥機くらいです。
Panasonicの洗濯乾燥機、NA-VR5600Lを購入して11年が経過。
もう充分使っているので、そろそろ買い替えでも良い頃ですが、洗濯乾燥機ってとにかく値段が高い。
平気で20万、30万もする家電をホイホイと買える余裕はありません。
ただ、洗濯乾燥機の良さを知ってしまうと、もう無い生活には戻れませんね。
とにかく便利な洗濯乾燥機ですが、高額なのでなんとか修理して使い続けたいですよね。
筆者てきとーるはもう何度もパナソニックの洗濯乾燥機を分解しているので、分解は苦ではないし、ある程度なら対処できます。
クソ洗濯機ですが、なぜか愛着が湧きつつあるのも事実。
DIYで修理したり内部清掃して分解していると、愛着が湧きます。
さて、今回は給水不良。
いきなり水の供給量がおかしくなり、明らかに水が給水されてないのがわかりました。
水が供給されないので、当然洗濯できません。
対処方法を紹介していきます。
早速見ていきましょう。
Panasonic洗濯乾燥機記事は下記↓
Panasonic洗濯乾燥機 NA-VR5600Lの給水不良 状態確認
水が少ない現象 供給不良の現象確認 動画
洗濯開始後、勢いよくいつもなら水が流れるのですが、明らかに水が出てない。
チョロチョロとした音が永遠と流れて、なかなか洗濯機が動きません。
おそらくこのまま放置するとエラーコードU14で停止します。
音が小さいし、明らかにおかしいのがすぐに分かりました。
夜中にいつも洗濯乾燥しているのですが、夜に壊れたことを確認したため、寝る時間が削られました・・・・
まったく、手間のかかる野郎です。
故障の原因は何? エラーコードU14とは
エラーコードU14
給水できない。
エラーコード一覧は下記記事で紹介しています。
Panasonic洗濯乾燥機 エラーコード一覧
洗濯機は給水ホースから常に開放された状態で、接続されています。
水栓は当然ですが、問題ありません。
問題は、洗濯機の給水接続部分の先に給水弁というものがあるのですが、その給水弁の故障により水がうまく供給できなくなります。
Panasonicだけなのか、結構この現象があるようで、パーツが普通にネットで販売されてます。
NA-VR5600Lの給水弁は、AXW29A-2170のパーツです。
そして、パーツ交換は意外にも結構楽です。
要は、最初から壊れる設定で作られている可能性もありますね。
まー、家電なのでいつかは壊れるし、壊れやすい部分もあるでしょう。
Panasonic洗濯乾燥機 NA-VR5600L 分解修理
さあ、見慣れた洗濯機を分解していきます。
まずは水栓部分の止水栓を締めておきましょう。
忘れたら大変なことになります。
給水箇所のホースを外します。
外す際に、雑巾やタオルを後ろ側に設置させて抜くと、水がたれずに済みます。
若干水が出るのでタオルはあった方が良いです。
背面にアクセスしやすい場所に洗濯機が設置されているならこの工程は必要ないです。
筆者てきとーるは毎回洗濯機を傾けたり、倒したりして分解するので、脱水をしてから作業します。
脱水1分を設定して、排水しておきます。
洗剤入れを取り外します。
ついでに汚れを清掃しておきましょう。
結構汚れてましたね・・・普段掃除をサボっているので。
まずは両サイドにある、カバーを外してネジを外します。
結構深い位置にあるので、長めのドライバーが良いでしょう。
右左、合わせて2箇所あります。
プラスチックの天板背面に、ネジ3本が固定されているので、外します。
この状態で天板のプラスチックは外すことができます。
天板だけ外せば交換作業はできるかもですが、ついでに背面の上部パネルも外すと作業が楽です。
背面上部のネジを2箇所と、中段板と当時に止めてあるネジ1箇所を外します。
背面板の反対側も同様にネジを外していきます。
プラスチックの天板カバーを外したあとに見えてくる、3箇所のネジ計5本を外します。
背面板と指先のプラスチックが入り込んでいるので、浮かしながら背面板を外します。
問題児の排水弁が見えてきました。
ものが詰まっているわけでもなく、物理的な問題はなさそうです。
センサーが接続されており、自動で開閉して水の調整をしているようです。
センサー機器なので、見た目の不具合はまずわかりません。
2箇所のプラグ、青と白があるので、両方とも引っこ抜いていきます。
結構力をいれて抜く必要があります。
抜けました。
写真を撮っておけば、青と白がどちらかわかりやすいです。
左右1箇所づつ、2箇所にネジで固定されています。
他のネジはトルクスネジなので、外す必要はありません。
+ネジの2箇所のみです。
新しいパーツには、写真の弁のようなパーツは付属していないので、一緒に撮れた場合は捨てないように。
再利用して取り付けます。
パーツが届きました。
新旧のパーツに見た目の違いは見受けられません。
関東から中国地方までだったので、翌日届かず2日後でした。
やはり佐川はダメです。
横からの見た目もまったく同じですねー。
まー、同じパーツなので当然ですが。
アダプターは古いものを再利用しましょう。
古いパーツは10年経過しても劣化はみられません。
黒いスポンジ素材のクッション材も再利用します。
こちらはヘタってますが、カバーの緩衝材程度なのでヘタっても問題無しです。
取り付けが完了しました。
キレイに収まって気分も良いですね。
逆の手順で、背面と上部のカバーを戻していきます。
戻していて気付いたのですが、背面の突起はコードが邪魔にならないように置く場所だったのかも。
10年経過して初めて気づきました。
戻した後は、ジャバジャバと給水されていたので、無事修理完了です。
まとめ 洗濯乾燥機修理の中でも最も簡単 給水弁交換
いつもは結構ばらして修理が必要なのですが、今回の給水弁交換はかなり楽です。
パーツが上部に位置しているため、簡単にアクセスできるのも良いです。
また、壊れるの前提なのか、パーツの取り外しも楽な構造です。
給水弁の交換は修理を依頼すると高額ですが、3000円程度でDIY修理可能なのでチャレンジしてみるのがいいでしょう。
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