2003年式R53ミニクーパーSに16年15万キロ乗った筆者てきとーるが、R53の車について徹底解説します。
中古車購入を検討されている方に参考になる記事です。
R53ミニクーパーSを新車で2003年12月に購入して、16年間と15万キロ乗りました。
前半はメインカーとして、後半はセカンドカーとして使用。
- 前半 メインカーとして通勤から休日の旅行まで毎日利用
- 後半 通勤とちょっとした移動メインでほぼ毎日利用
とにかく楽しい、ものすごーくワクワクする車でした。
小さいしキビキビ動くので、通勤快速カーとしては最高でしたね。
そして、意外と壊れない。
おそらく毎日乗っていたのも良かったのでしょう。
相棒だったからなー
ミニ乗りはおそらく愛車をペットか相棒だと思って、愛着を持って接している人が多い。
ガソリンが減ってきたら
MINIがお腹をすかせている
何かトラブルがあった場合には↓
MINIが怒っている
異音がする場合には↓
MINIが泣いている、機嫌が悪い
などと思って、しょうがないなーという感じで付き合っています。
壊れても寛大な心で接することができる相棒、MINI。
もちろん長く乗るにはある程度の部品交換と、故障箇所も出てきますが、大金がかかることはありませんでした。
そんな楽しくてそこまで故障も多くないR53ミニクーパーSの弱いポイント、中古車でみるべきポイント等を紹介します。
それでは早速見ていきましょう。
初代R53ミニクーパーSの良い点 楽しいポイント
見た目 外側 飽きのこないデザイン
やはりなんと言っても見た目がいい。
筆者てきとーるもほぼ見た目で購入しました。
15年経過しても古さを感じさせないデザインは欧州車ならではだと思います。
これ以上は言う必要がないくらいデザインについては満足できます。
デザインが劣化しないので古くなっても見た目がいい
見た目 内装 センターメーター
おしゃれなセンターメーターは目を引きます。
もちろん視認性は悪いですが、デザインは最高。
タコメータにスピード表示もされるし、そんなスピードメーターは見ないです。
パット見た時にいいなーと思える毎日が楽しいです。
毎日運転する時にみる内装は素晴らしいの一言
まったく飽きること無いデザインが最高
加速が楽しい スーパーチャージャー
R53はスーパーチャージャー仕様です。
これがやんちゃでおもしろい。
低回転からぐっとくる加速、そしてなんといっても音。
スーパーチャージャー特有の音が走らせる楽しさを倍増させてくれます。
一度味わうとクセになるスーパーチャージャー
変速が気持ちよく入る ゲトラグ製 6MT
6速まであるマニュアルで、とにかく変速が楽しい。
ゲトラグ製でスコっと入る感じ気持ちいい。
欲しい時に欲しい加速ができる、そして日本の道路で最適な変速域。
もてあますことなく、存分に楽しむにはちょうどいい車です。
本来のパワーを存分に発揮することができる楽しい6MT
きびきび曲がる そして雑なじゃじゃ馬感
運転もとにかく楽しい、くいっと曲がってくれるし、車体も今のMINIより小さいので運転も楽です。
そしてとにかく雑・・・劣化もあるでしょうが、優等生ではありません。
乗り心地も良くないし、ガタガタな感じ、でも基本性能はとっても高い。
見た目からは想像できないスポーティーな走りもできるのが特徴。
基本性能は高いじゃじゃ馬
壊れやすいポイント R53ミニクーパーS
パワステポンプ
確実に壊れます。
リコール対象となっています。
しかも新車発売後9年くらいしてからの発表だったかと思います。もう手放している人も多い時期にリコール・・・
15年経過しているとおそらく対策部品に交換してると思いますが、最も壊れやすいパーツです。
パワステポンプは確実に壊れてオモステになる。しかもいきなり・・・・
ポンプ交換時は、パワステフルードホースとフルードも交換するのがベスト
ドアミラー 電動格納及びミラー確度調整
ドアミラーも弱いポイント。
てきとーるのR53も電動格納は片側のみ、そしてミラーの確度調整は両側できません。
普通に乗るには影響ないので、直してませんが、ミラーごと買える必要があり、結構高額。
DIYで余裕で交換できますが、費用が高いので、必要ないなら放置でもOK。
ミラーごと交換するので費用が高い。
交換は簡単なのでDIYでOK。
ウインドウレギュレーター故障による窓開閉不可
これもよくあるトラブル。
窓が開かなくなります。まー、それほど開けることはないかもしれませんが、車検時等にチェックされるので直す必要あり。
てきとーるは左側を3回交換してます。
微妙な干渉があり、力が加わって破損することも・・・
DIYは簡単ですが、調整がやっかいかも。
窓開閉時異音がしたら、開閉を繰り返さずとにかく閉める!
開けた状態で故障すると大変です。雨も入るし、風も、暑いし寒いし辛いです。
ドアロックアクチュエーター故障によるドア開閉不可
これも結構困る故障です。
本気でドアが開かなくなります。
もうどうしようもないですよねー。両方壊れたと思うとぞっとします。
内側からは強制的に開けることができると思いますが、外からが不可能。
確実に直さないとものすごく不便でMINIが嫌いになります。
(てきとーるは放置していてほんとに嫌になった)
両側が故障する前に片側だけがなってもすぐ修理するのがベスト。
DIYは簡単なので部品代のみでOK。
駆動系 クランクプーリー、ベルトテンショナー、テンショナープーリー
こいつが非常にやっかいですねー。
異音がすることもあるのである程度予知はできますが、壊れるときはいきなり。
そして、ベルトが切れるので、その後オーバーヒートを誘発して、そのまま走るとエンジンにダメージがいきます。
とにかくベルト系から異音がしたら早急にチェック。
クランクプーリーはゴム仕様なので、いつか劣化で確実に引きちぎれます。
ベルトテンショナーやプーリー系も消耗品なので、いつか交換が必要。
経年劣化により注意すべきポイント
リアダンパー
ここも劣化が多い部分です。
持ちあがらなくなることが頻発しているようです。経年劣化なので仕方ありません。
ネットで安く購入できて、簡単に交換可能なので、DIYがベスト。
燃料ポンプ故障 経年劣化
燃料ポンプが故障するとまったくエンジンがかからなくなります。
これも突然ですねー・・・・
日本車でもあるので経年劣化で仕方ありません。
キーを回したとき(エンジンをかける前)に低いウイーンという音がするのですが、それが燃料ポンプの音。
その音が無くなったなら燃料ポンプを疑った方がいいですね。
ガソリンはぎりぎりになるまで減らさない。減らすことで底のゴミが燃料ポンプに行き故障の原因となる。
後部座席下に燃料ポンプはあります。DIYできますが、ガソリンなのでちょっと危ない・・・
ウォーターポンプ 経年劣化
冷却水の漏れがウォーターポンプから出てきます。
少量ですが、タンク内の水も減るので、結構気になってきます。
劣化は避けられない箇所でもあるので、交換が必要になります。
DIYは十分可能です。
車体下に冷却水が漏れているようであればウォーターポンプの可能性。
クラッチ MT車
当然ですが、クラッチはいつかすり減り、使えなくなります。
15万キロ走っても滑ることなく使えました。
交換すればまた15年はもつでしょう。
当然交換費用はエンジンをおろしたりするので結構かかります。
クラッチ交換時には様々なオイル類やブッシュ系も一通りやると安く抑えることができる
クラッチ交換時はすべてリフレッシュするのがベスト
MINIとの付き合い方 のんびりゆっくり 保険は必須
ロードサービスは必ず付帯させておくこと
欧州車はパーツを交換しながら長く乗るというのが基本です。
耐久性はあるし、塗装もいいので結構きれいな状態で長く乗れます。
壊れたら交換するくらいの気持ちで気楽にのるのがいいでしょう。
注意点として↓
ロードサービス付帯の保険には確実に入っておく
車両保険はいりませんが、ロードサービスは必須です。
道路で故障したときに無料で、工場・自宅までレッカーしてくれて、帰りの交通費も負担してくれます。
走っていて故障したらすぐに停めて、レッカーしましょう。
走れるからといって無駄に走ってしまうとう余計お金がかかることになります。
保険は一括見積もりで最安値で契約しておけばOKです。↓ロードサービス付帯は忘れずに。
うまく付き合えば最高にたのしい毎日
家庭の事情もあり手放しましたが、置いておけるなら置いておきたかったです。
外装だけではなく、内装も飽きないデザインで今みても古さというよりアジのあるいいデザインです。
オレンジに統一されたライトが夜は最高です。
色んな人にいいねー、と言われる内装も一つの良いポイントですね。
毎日が楽しくなるゴーカート感覚の大人のおもちゃ
R53ミニクーパーSの紹介、いかがだったでしょうか。
長く乗ることができるデザインと、楽しい走り。
飽きがくることがないでしょう。
中古車を選ぶ時は、どこが交換してあるのかしっかりと確認してから購入することをおすすめします。
チェックポイントさえ押さえておけば全然長く付き合える車です。
そしてパーツが豊富、純正品も大量にあるので安く仕入れることができます。
ある程度DIYできるなら最高の車でしょう。
乗り換えるなら中古車見積もり、個人売買もできて高額可能↓
【Ancar】
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