テレビリモコンの電源ボタンの効きがどうも悪く、思いっきり強く押さないと効かない。私だけではなく家族も結構苦労しているようで、小さい子どもにはさらに厳しい。
ということで改善すべくリモコンを分解清掃してみました。
結論:得るものも大きいが、失うものも大きい
ソニーブラビアのテレビを使ってかれこれ12年が経過しました。
なんのトラブルもなく快適に視聴できているのがすごい。
筆者てきとーるの所有しているのはワイヤレス伝送でチューナーとモニターが別々のタイプ。
ブラビア46ZX5 チューナレスのTV↓
壁掛けテレビとして、すっきりしたデザインを10年以上前から実践していたすごいモデル。
そして伝送技術を使っているにも関わらず12年間も壊れることなく使えています。
購入当初は壊れるか心配で、どうしようか悩みましたが、結果的には買ってよかったテレビ。
しかし
さすがに12年も使っていると不具合は無いですが、テレビのリモコンの効きが悪化してきました。
普通に使えるのですが、電源ボタンをかなり強めに押し込まないと効かない。
電源ON時にはチャンネルの数字ボタン等でもONできますが、OFF時には電源ボタンが必須。
小さい子どもがOFFできないから、モニターの物理ボタンで消していました。
モニター側でOFFすると主電源だから、次回使う時にリモコンが使えなくなる不便。
さすがに面倒になってきたので、リモコンの分解清掃をすることにしました。
当然DIYにはなれているので楽勝!と思ってましたが・・・
分解するのがものすごく難しく、一筋縄ではいかない。
分解するのに相当な覚悟と代償が必要、ということを理解して望むべきでした。
苦労の多かったリモコン清掃、ポイントをおさえながら紹介していきます。
ソニーブラビアリモコン RMF-JD006の分解清掃紹介
分解方法 実践 RMF-JD006
とにかくこのRMF-JD006のやっかいなところは、がちがちに固定されていて、簡単に開くことができない。
ネジ外してパカっと外れるのを想像していましたが、超ハードモードで途中で投げ出しそうになりました。
そして、注意点として余程慎重にやるか、傷をつけない工具がないと、リモコンがボロボロになります。
容易な気持ちでやるとかなり後悔するので、最後まで絶対にやるという気持ちと、リモコンがどうなってもいいので、ボタンの効きさえよくなれば良い、という割り切りも必要です。
それでは分解していきます。
まずはバッテリー部分の蓋を外して、電池を取り外しておきます。
バッテリー内部にあるネジ1本を外します。
使うドライバーはトルクスだったりプラスだったり、結構細めが必要になります。
耐久性はイマイチですが最高に使えます↓
裏側最下部の2本のネジも外します。
こちらもバッテリー部分同様にトルクスネジになっています。
ここからが超難関です。
はっきりいって壊す勢いじゃないと、外れません。
小さめのマイナスドライバーで、隙間をこじりながら徐々に矢印方向に向かって開いていきます。
とにかくマイナスドライバーを差してねじって隙間を広げる感覚。
傷ついても気にしない
ボロボロになっても気合で開いていく
正直、もうやめようかと思うくらいなかなか開きませんでしたが、一度傷がついてしまうとどうでも良くなります。
傷つけたのだから、ただで終わるわけにはいきません。
ツメが数か所に分かれてあるのですが、ツメ部分をピンポイントで開くのは無理です。
徐々に開いていくしかないです。
最初に開いた1の矢印から2の方向に開いていきます。
やり方は1と同様で、とにかくマイナスドライバーを突っ込みながらぐりぐりするしかないです。
もう傷だらけ・・・
そして反対側です。
2辺が開いているので、3辺目はずらして外していくイメージ。
外れた2辺を利用して、3辺目は外れている方へスライドさせながら外すと、簡単に外れます。
要領がわからずマイナスドライバーでぐりぐりした後がありますが、スライドさせる方が断然良いです。
最後の4辺目は、上に引っ張って外すだけです。が、、、結構硬いのでここも壊すイメージで力を入れて引っ張ると外れます。
felica用のケーブルがあるので、外れます。
そして、外すと取り付けるのが厄介です。
筆者てきとーるはfelicaは一度も使ったことがないので、引きちぎって使えないようにしました・・・。
もうここまでくるとヤケクソです
これでやっとにっくき蓋部分が外れたので、基盤が見えてきます。
基盤のアルミテープをはがして、ツメ部分から基盤をフリーな状態にします。
基盤の下にあるステーを外します。
3か所プラスドライバーで外すことができます。
基盤を外すとゴム部分が見えてきました。
結構汚い・・・
ボタンの隙間からここまでゴミが入るもんなんですねー。
そりゃボタンの効きも悪くなるはずです。
カバー部分はより一層ホコリが蓄積しています。
全てキレイに清掃していきます。
清掃にはパーツクリーナーを使います。
面倒なので、これが一番便利、短時間ですっきり。
清掃後パーツを戻して完了します。
あとはボタンの効き問題の解決。
ボタンの効きを改善させる方法
- ボタンが接する部分の基盤を鉛筆で軽くこする
- ボタン部分にアルミテープを貼る
今回は両方とも試してみました。
鉛筆で基盤をこすったあと、アルミテープを貼りました。
強力タイプのテープなのですが、結構簡単に剥がれてきます。
何度か貼りなおして完成。
戻して完成です。
かなりの代償を追うことになりましたが、劇的に電源ボタンの効きが改善。
ボタンってこんな軽く押すだけで効くのか、と思うくらいに嬉しい結果でした。
が、代償は大きい・・・
ツメが何か所か折れたおかげで、次回から分解が楽になりました。
プラスに考えると全然OKです。
12年も使っているから納得できますが、これが3、5年以内なら許せない傷なので、やはり覚悟は必須です。
気になるなら代替リモコンを買うのもいいでしょう。
まとめ 壊す覚悟があるならボタンの効きは改善する
正直かなり舐めてました。
ここまで難しい作業になるとはまったく思っておらず、軽ーく考えてました。
一度傷をつけてしまうと後戻りできなくなるので、気合でなんとかする覚悟は必須です。
あきらめずに分解すればボタンの効きは確実に改善します。
コメント