物件DIYをやる上で欠かすことのできない工程、石膏ボードのパテ埋めです。
フルリノーベーションだろうが、ちょっとしたDIYだろうが石膏ボードのパテ埋めはやらないわけにはいきません。
動画見てたらかなり簡単そうで、余裕だろうと思ってたのですが、全然でした・・・・
フルリノーベーションする工程で、石膏ボードのパテ埋め+研磨が最も時間がかかります。
そして、嫌になります。
同じ工程を何度も繰り返すので、嫌気がさしてきて、さらには平らにできないとほんと苦痛でしかない。
石膏ボードを一部再利用するやり方は、かなりしんどいので、可能なら石膏ボードはすべて一新するほうが楽
フルリノーベーションですが、一部の壁と天井は再利用することにしました。
これが結構面倒で、壁紙を剥がすと一緒に石膏ボードもかけたり、古くなってパテ部分にヒビが入っていたりして、これを修正するのが面倒。
さらに今回は壁紙を新しく貼るのではなく、塗装仕上げを選択しました。
壁紙を剥がして、下地の紙を剥がして、石膏ボードを平らにするパテ作業+研磨を何度もやりました。本当にしんどかった。
というわけで、楽そうに見えて全然楽ではない石膏ボードのパテ作業、早速DIYしていきましょう。
石膏ボードのパテ埋め+研磨 必要な工具
必要な工具
電動インパクト
電動インパクトは石膏ボードを固定する時に使います。
ビスは石膏ボードビスを使いましょう。
普通のビスを使うと貫通したり、うまく固定できなかったりします。
ファイバーテープ
石膏ボードの継ぎ目に貼るテープです。
古い石膏ボードのクラックや、割れた場所にも必ず貼るようにしましょう。
ファイバーテープ無しだと簡単にヒビが入ってくるので、必須です。
サンダー
石膏ボードパテを研磨するのに使います。
ヤスリでもいいですが、素人ならサンダーの方が確実です。
ものすごく楽です。
集塵機
これは確実に買ったほうがいいです。
途中まで買わずにリノーベーションしてましたが、もっと早い段階で買っておけばと後悔しました。
石膏ボードの研磨場面では集塵機が無いと地獄を見ます。
紹介記事↓
ヘラとパテ
石膏ボードの隙間を埋める必須道具。
パテは素人なら上下兼用のパテで十分です。
筆者てきとーるも上下兼用パテですべてを終えました。
ヘラは幅の広いものと狭いもの、3本くらい用意しました。
石膏ボードパテ埋め+研磨のDIY
まずは失敗例からです。
初めてのパテ作業で、ホワイトの後付の壁を作ろうと余っていた資材で壁を作製。
合板を4,5枚つないだだけで、隙間をパテで埋めてみました。
結構荒目のパテで、下塗り用だったのかと思います。
貰い物で初めての経験だったので、特に何も木にせず混ぜて塗りました。
継ぎ目はやはり、パテをさらっと塗るだけではきれいにならず、何度も上からパテを持っては削っての作業。
パテは乾燥すると水分が無くなり、確実に痩せます。
乾燥して痩せた面にさらにパテを載せて、という作業を繰り返します。
まー、こんな感じかなーという段階で、乾燥させてあとはサンダーで磨きました。
最終的に白で塗装したのですが、結構継ぎ目が目立ちます。
塗装を重ねると継ぎ目は目立たなくなりますが、かるく衝撃を加えると簡単に継ぎ目にヒビが入りました。
結果てきにこの壁は使わずに解体して他の用途で使用。
やはり継ぎ目にはファイバーテープは必須です。
こちらはもともと扉だった場所を解体して、扉の位置を変更して壁を作りました。
既存の石膏ボードとの間に結構な隙間があります。
ファイバーテープを使って継ぎ目に貼っていきます。
他の場所に新しく石膏ボードを貼った場所、ファイバーテープをすべての隙間に貼っていきます。
これは絶対にやらないと、パテだけだと確実に後々後悔します。
既存の石膏ボード面だと、パテで埋められた面にテープが使用されてない可能性もあるので、怪しい箇所や亀裂がある部分にもテープを貼りましょう。
パテは混ぜやすい道具を使って混ぜる方が初心者には良いです。
ここでポイントです。
パテは少量づつ使って混ぜるようにしましょう。
一度に大量に作るとパテが硬化してきます。
いろんな動画やHPを見ていると皆さん少量づつやっていて、なんで一気に混ぜないのかなー?って疑問に思ってました。
一度に大量にやるほうが手間も省けると思って、大量に作ったのですが、後半になるとパテが硬化してきて、全然うまく塗れません。
初心者は特に、少量づつにしましょう。
天井に石膏ボードを施工して、1回目のパテを施したところです。
さすがに天井の石膏ボードは一人では無理でした・・・
手伝ってもらってなんとか施工完了。
二人でも結構きつかったですね。
パテを塗りまくって、その後サンダーで削ります。
薄くなている部分が削った部分です。
既存の石膏ボード面とパテの間をなめらかにするのが重要です。
手でやれないことはないですが、かなり広い面だと確実に電動のサンダーを使うべきです。
そして、集塵機の接続は必須。
集塵機がないと、この穴から大量の削りかすを撒き散らしながらになるので、部屋がもはや地獄です。
全身粉だらけになりながら苦行のような作業、一瞬で嫌になります。
2度めのパテは広範囲を塗るようにして、なるべくなめらかになるように塗ります。
プロと比べるとひどい仕上がりですね。
まー、初めてやるとこんなもんでしょう。
天井なのであまり気にせず、これで良しとします。
塗って無い箇所はライティングレールを施工する場所なので、面倒なので施工してません。
塗装してみました。
これも予想以上に難しく、1度塗りでは確実に透けるので、2度塗りは必須。
場合によっては3度塗りまでしないときれいには仕上がりません。
あまりきれいになってない場所に、塗装でごまかすことができるのか施工してみました。
若干凹んでいる部分もありましたが、気にせず塗装します。
結果的には塗装でなんとか誤魔化すことは十分可能でしたが、ここに関しては4度塗りくらいしました。
そう考えるとパテ段階でしっかりきれいにしておくほうがよいですね。
パテ塗り+研磨 初心者にはある程度の慣れが必要
パテ作業はDIYの中でもかなり辛い作業でした。
一軒分施工すればかなり慣れるのでうまくなってきますが、始めた頃は本当に業者に依頼しようかと思うくらいきつかったです。
慣れるまではうまくいきませんが、修行だと思って何度もやるしかないです。
うまくなってくると、パテ作業が結構楽しくなってきます。
コメント