DIYをするにあたって初心者が購入すべき3選を以前紹介しました。
3選の中でマルチツールは一番用途が不明で、いまいちピンとこないツールですが、確実にもっておくと役に立つこと間違いなしです。
今回はマルチツールの使い勝手を紹介します。
DIY初心者が買うべき電動工具3選【インパクトドライバー、丸ノコ、マルチツール】の紹介で登場したマルチツール。
DIY初心者おすすめ電動工具3選の記事↓
3選の中で何かに特化したツールではなく、幅広く用途がある電動工具です。
守備範囲が非常に広いので、ここぞというときに必ず役に立つのがマルチツールです。
筆者てきとーるも頻繁にマルチツールに助けられてきました。
この作業はマルチツール無かったらまず無理だったな・・・ということが多々。
とにかく持っているとすばらしい相棒になってくれます。
マルチツールの良さはなんといっても、替刃を簡単に変えることができて、替刃によってやれる作業の多さがすごい。
研磨したりカットしたりと、様々な電動工具を買うよりも、マルチツールを一つ買って替刃を買う方が断然良いです。
当然特化したツールは強いですが、初心者やDIYで使う程度であれば、マルチツールが最強です。
DIYといっても本格的なフルリノベーションでも活躍したので、プロ並みの仕事にも役に立つのは間違いないです。
それでは万能工具であるマルチツール、早速紹介していきます。
万能ツール マキタマルチツール TM52D
マルチツール TM52D 本体と同梱ケース
マキタのマルチツールTM52Dはバッテリー式で、18Vです。
バッテリー式だと18Vがまだまだ主流なので、DIYであれば18Vを買っておけば間違いないです。
初めからケースが付属されており、替刃もいくつか同梱されています。
主要な使い方であれば初期替刃で十分ですが、消耗品なので使っていくうちに削れていきます。
特に金属や硬いモノを削ると当然ですが摩耗は早いです。
TM52Dの仕様と使い方
振動数 | 10000~20000min-1[回/分] |
振動角度 | 左右1.8°(計3.6°) |
本機寸法※ | 長さ322×幅95×高さ126mm |
質量※ | 1.9kg |
標準付属品 | カットソーMAM001(A-71320)・サンディングパッド(A-64098)・サンディングペーパー(木工用#60/#120/#240各2毎)・ツールボックス |
1充電あたりの作業量(目安) | SPF(厚さ38×幅32mm)フランジカット(MAM001) 約 |
注目したいのは重量ですね。
結構重たい、重たいと安定しないということがあるとは思いますが、振動しながら片手で操作できるツールではないです。
まー、あるわあるわ、本当に使えるマルチツール。
最大の特徴はきっかけづくりです。
どうやって外せばいいのか、どうやって穴あければいいのか、最初のどうやって?にとにかく役立つのがマルチツール。
持っておくと悩むことが確実に減ります。
さて、いよいよ使い方実践です。
マルチツールの使い方実践 準備編
替刃のセット方法
替刃はスターロックという形式。
海外のマルチツールでは結構定番ですが、日本メーカーではスターロックは遅れて採用されてます。
がっちりと固定されるので、替刃セット後ブレたり、外れたりすることはまずないです。
まずは本体上部のシルバー部分の取っ手、スターロックと記載があるレバーを操作します。
最初は緩いので、楽にとりつけれそうだなーと思うのですが・・・
完全にロックを解除するまでがかなり力がいります。
上記画像の位置がロック解除状態です。
確実に押し込んで、ガチっと入るまで引き上げるのがポイント。
初めてやったときに壊れたかと思いました。
ガチっとロックが外れると、中心にある固定のロックピンが外れます。
このロックピンで替刃を固定します。
試しに研磨ツールを取り付けます。
サンドペーパーは土台を固定してから貼り付けましょう。
初めにサンドペーパーを土台に貼ると固定できません・・・
分かっていても、何度も間違えるんですよねー・・・
土台をセットして、シルバーのレバーをしっかりと戻します。
結構硬いのでシルバーのレバーをガチっと力を込めて戻す
取り付け方は以上です。
さあ、いよいよ使い方を検証していきます。
マルチツールの力、しっかりとその目に焼き付けるがいい!
誰だよ・・
マルチツールの使い方 実践編 替刃別 画像&動画紹介
サンドペーパーで研磨する サンドペーパー替刃
サンダーとしての機能が実現できます。
サンダーよりも接地面が小さい為、細かい場所での作業が有利になります。
ペンキの汚れを試しに研磨してみます。
サンドペーパーを使った研磨動画↓
ちょっと押し当てるだけで結構削ってくれます。
振動の速さ調整が可能なので、慎重に削ったり、一気に削ったりができます。
撮影しながらちょっと削っただけですが、さらっとキレイになりました。
両手で持ってしっかりと平に接地できればかなりきれいに削ることが可能です。
研磨機能だけでなく、接着剤や凹凸もきれいにすることが可能。
サンドペーパーの種類も豊富なので、サンダーと同等の作業が可能。
木材のカット ウッド&メタル替刃
木材のカット作業、このいきなり切り込みを入れてカットできるのがマルチツールの利点です。
何もきっかけが無い場所に、いきなりマルチツールを差し込んでカットできる素晴らしい替刃。
力を強くいれなくても、軽く当てるだけでカットできるのが楽です。
少し押し当てただけでもキレイな切り込みが入ります。
実際にカットしてみました。
ウッド&メタル替刃を使った木材カット動画↓
この動画も片手で撮影しながらのカットですが、結構簡単にカットしてくれます。
しかもマルチツールなので、丸ノコのように危険ではないです。
初心者でも使える利点として、【危なくない】ことは本当に重要。
危険な思いをしなくても簡単にカットできる、しかもキレイにカット可能
釘やビスをカットする メタル&ウッド替刃
メタル用の替刃はフルリノベーションのときかなり役に立ちました。
古い住宅にはビスではなく釘が多く使われており、釘を抜こうとして頭が取れた場合に、同仕様も無いことが多い。
マルチツールがあれば木材すれすれのところでカットすることが可能。
打ち込まれたビスをカットします。
カットするのに替刃が細く、片手ではぶれて難しかったので動画は無しです。
振動で徐々に釘を削っていってくれます。
結構高温になり、替刃が木材に接している部分からは煙が出るほど。
ビスをカットする前に、振動で木材から外れてしまいました。
外す目的であればこれでOKですね。
ビスがカットされました。
ビスがコンクリート部分に接していた箇所では、コンクリートが削れるほどの威力。
結構太いビスでカット可能なので、釘であればもっと容易にカットできます。
釘でもビスでも木材でもカット可能な万能メタル&ウッド替刃
凹凸の除去、固着した物体の研磨・削り替刃 ダイアモンド替刃
ダイヤモンドコーティングがされた研磨替刃。
こいつが結構強力で活用度がかなり高いです。
固まった不要なモルタル部分を削ったり、金属の凹凸を削ったりと出番が多い。
削るモノがなかったので、木材の節目にパテがもられていたので、パテ部分と木材を削ってみます。
研磨替刃で削る動画↓
結構勢いよく木材ごと削ってくれる威力。
活用度は半端ないので、後から買い足しておきたい替刃です。
つるつるになりました。
ダイヤモンドコーティング部分も意外と長持ちするので、持っておくと必ず使います。
役に立つこと間違なしな、ダイヤモンドコーティング研磨替刃
金属カットが可能なメタル&ウッド替刃
今回の記事で初めて釘やビス以外の金属部分をカットしてみました。
まさかの驚きの結果にびっくりしました。
ものすごくキレイに金属がカットできました。
もともとはディスクグラインダーで、危険な思いをしながらカットして、オイル等の汚れものを入れる用に使ってました。
ディスクグラインダーなので、カット面、カット処理はものすごく雑。
しかしマルチツールを使うとカーブ面もキレイにカットできて驚きでした。
金属面カット動画↓
いとも簡単にカットできました。
正直ディスクグラインダーより全然楽です。
気をはらなくていいし、危険性がないのが安心。
カーブ面もツールを移動させながらカットするとものすごくキレイ。
缶切りでカットするより全然キレイです。
金属カットにもものすごく最適なマルチツール。
金属面カットがスムーズで安全に可能なメタル&ウッド替刃
番外編 カマキリの卵
どうでもいいのですが、カマキリの卵があったのでカットしてみました。
カマキリの卵カット動画↓
当然ながら簡単にカットします。
カマキリごめんよ・・・
ダイヤモンドコーティング替刃で贅沢に研磨します。
きれいに研磨することができました。
カマキリの卵もキレイに除去可能
使い方は多数 壊さないためには力をいれないこと
隙間に刃を入れて、ビスや固定された接着剤をカットしたりと、とにかく使えるマルチツール。
何でもできてしまうので、ついつい気が強くなって、どんどんカットするぞ。
マルチツールにカットできないものは無い!と意気込んでしまいます。
ですが、乱暴に使うと実際に壊れます。
筆者てきとーるは実際に壊してしまいました。
替刃がはずれなくなり、無理やり外したりしているととうとう壊れました。
まったくロックがきず、フラフラ状態。
最終的にはマキタに修理を依頼して、無償で直してもらいました。
保証期間内であったので、無償で修理してくれました。
マキタさん、本当にありがとう。
もう乱暴には使いません。
一度はDIY修理を試みたのですが、パーツがどうやっても一体型となった部分で高額だったので断念。
一部が壊れただけなので、もうちょっと細かいパーツにしてくれると修理がDIYでも可能でしょう。
TM52Dの分解図
結構簡単に分解できるのですが、重要な軸の部分は一体型で、かなり高額です。
その他の部分パーツは安いので、注文しても十分DIY修理可能です。
まとめ 持っていると確実に使えるし助けれれる
持っているだけで、何かあったときに確実に助けてくれるマルチツール。
筆者てきとーるもフルリノベーションの際、幾度となくマルチツールに助けられました。
本当にその時毎回持っていてよかったなーと思いました。
使うかわからないからではなく、持っておけば確実に出番はある、と思って購入しましょう。
必ず出番があり、ピンチのときに焦らなくてよくなります。
コメント