レザーシート補修失敗　破れ傷等はアドカラーで修正可能　コツは狭い範囲で塗ること

40年前の旧車、いすゞ117クーペが納車されてからやることだらけ。

まずは見た目からということで、内装から手掛けています。

内装は巨匠ジウジアーロが手掛けた素晴らしいデザインは見る影もありません・・・

現在の内装↓

もはや車とは思えないひどい状況。

戻せるのか心配になっている筆者てきとーるです。

さて、それはさておき今回は車のレザーシートの補修。

大きな破れ以外であればコロンブスのアドカラーで修正可能。

アドカラーはとにかく格安で簡単。

革靴の補修を行ってみた記事を、姉妹サイトで紹介しています。↓

慣れないうちは塗り方に戸惑いますが、慣れると簡単。

今回は革靴の経験を活かして、レザーシート補修に挑んだのですが・・・

失敗からのコツを紹介します。

それでは早速見ていきましょう。

コロンブス　アドカラーとは何ぞや？

絵具感覚で革靴を補修することができる。

絵具感覚なので、色を混ぜることで、目的にあった色を再現できます。

カラーが豊富で混ぜることで再現可能

そしてなんといっても安い！

1本、定価330円（税込）

330円でレザーシートが補修きるのなら最高です。

レザーシート補修場所の確認　いすゞ117クーペ

補修するのはリアシート。

とても変わった色で、さすがイタリアの巨匠ジウジアーロが絡んでいるだけあります。

ワインレッドでしょうか、ピンクに見える不思議な色です。

この時点でこんな色作れるのか疑問に思うべきでしたねー・・・

傷というより、レザーが日に当たり過ぎて、乾燥。

その後劣化して、割れが発生している状態です。

レザークリーム等で修正は可能ですが、さすがに色が薄れている部分も。

ちょうどリアウインドウから日がもろに当たる部分です。

劣化がかなり進んでいる状態。

40年前ですから当然ですね・・・

アドカラーを準備する　色の調合

アドカラーを準備します。

ワインレッド、ボルドーのような色なので、赤と青で表現可能。

まずは塗る場所を確認します。

いきなり大変な場所より、少し傷の部分から実施。

小学校や中学校を思い出しますねー。

ちょっと青を混ぜただけで、紫になってしまったので、赤を多めにさらに調合。

色の確認です。

まあまあ合っているのではないでしょうか。

色の調合が終わったところで、実践です。

実践　レザーシートに塗っていく　アドカラー

結構いい感じです。

ちょっと目立ちますが、実際には乾くと結構馴染みます。

が・・・

ここで調子にのってしまい、完璧を求めて、さらに色を調合。

もうちょっと暗い感じがしたので、赤茶を追加。

これが大失敗の元。

茶色が主張しすぎる展開に・・・・

当然ですが、色が若干違ってきて、どうせなら全体を塗ればキレイになるだろうと判断。

これもまた大間違い。

よく考えればわかることですが、一箇所ぬると他の箇所と色が異なります。

あまり画像ではわかりませんが、茶色成分が強くなっていきます。

そしてそのまま他の箇所にも飛び火します。

真ん中の割れがひどい部分。

茶色が強いカラーで塗っていきます。

どんどんと悪い方向に・・・

左と真ん中の色が明らかに異なります。

もう後戻りできない状態。

完全にやってしまったパターンです。

色味が異なり、統一感がない・・・

ある意味旧車なので味がある内装と思えば全然OKでしょうが。

というわけで失敗から学んだこと↓

アドカラーをうまく塗るコツ　レザーシート

すべて当たり前のようですが、なかなか素人だとわからない内容です。

上記事項を守ることで、必ず質感の高いものが仕上がります。

まとめ　色合わせはかなり重要な要素　狭い範囲で塗ること

広範囲をやったおかげで、色んなところまで手をだすことになりました。

狭い範囲でやっていれば、目立つことはないです。

シートの状況を踏まえて、どうすれば最善かを事前に考えることが重要です。

あとでやり直すより、事前に時間をかけて色を合わせて塗るのが最善です。

深い傷にはアドベースを混ぜて塗ると傷が埋まります。↓