Sleeping Train Trincomalee to Colombo 寝台列車がおすすめ
アーユーボワーン!てきとーるです。
スリランカを旅しようと思ったときに、いろんな場所を巡りたいと思ってました。しかし1週間しかないので、時間に余裕はない。
スリランカでの移動はバスや鉄道がメインで、移動に結構な時間がかかる。時間がかかるとなると、なるべく移動に時間を取られたくないなーという思いがありました。
できれば同じルートのバスや鉄道には乗りたくないし、悩みはたくさんありました。いろいろ調べていると寝台列車なるものがあるようで、これなら効率よく周れると思いました。
しかもちょうどいいことに、ビーチのある東海岸のトリンコマリーから都市部で空港から近いコロンボまでの寝台列車があるとのこと。
寝ながら移動できて起きたら目的地に到着しているなんで、これほど効率がいい移動手段はないでしょう。
てきとーな、てきとーるにはぴったりですなー。寝てたら到着!
そんなわけで、トリンコマリーからコロンボまでのチケットを予約して、旅することにしました。
現在(2019年5月)はネットからのチケット予約はできません。現地で1か月前から予約できるのみです。詳しい予約方法と購入等は下記↓記事にしていますので参考にどうぞ。
今回は実際に乗った寝台列車を写真と動画を交えながら紹介したいと思います。
寝台列車 トリンコマリーからコロンボの詳細
寝台列車はすべてが寝台となっているわけではなく、一等車のみです。トリンコマリーからコロンボなのですが、直通ではなく結構な確率で駅に止まります。
全ての駅かどうかまではてきとーるも把握してませんが、コロンボまでいく客ばかりではなく、途中で降りる人も多くいますし、途中から乗車する人も多いです。
出発はトリンコマリー駅から
トリンコマリーの駅に着いてびっくりしますが、もっと大きな駅で、賑わっているのかと思いきや、人がものすごく少ないです。
駅周辺も賑わっているのかと思いきや、にぎやかな場所から少し離れたところにあり、店もまったくありません。
てきとーるは列車に乗る前に食べ物や飲み物を買ってから乗り込もうと思いましたが、買う場所がないです。少し離れたところにメインのバスステーションがあるのでその周辺には店が多いです。
列車の本数もものすごく少ないのでしょう。人は本当もいないし列車もほとんど走ってないです。
改札口でのセキュリティーチェックは厳しい
トリンコマリー駅では改札口でのセキュリティーチェックは厳しいです。
机があり、カバンの中身と持ち物すべてをチェックされます。日本人は例外かもしれませんが、パスポートを見せると急に笑顔になり、そこまで中身チェックはされませんでした。
しかし現地のスリランカの人々は結構厳しいチェックをされていたので、国内の事情かもしれないですねー。
いずれにしても、チェックが厳しいということは安心して乗ることができるのでありがたいです。
1等級の車両を間違えた!
チケットを見せて改札口を通った時に、1等車の場所を教えてくれました。
最後尾の列車だ!と。
1等級は最後尾かー、1番後で出入りもないし安心して乗れるなーと思い最後尾に向かいました。
しかし!!
上記写真が最後尾の列車です・・・。
え???
これに寝るの?たしかに簡易ベッドらしきものが鎖でつながれています。でも、これって布団も何もないよ・・・・あとで布団もってきてくれるの?
それにしてもありえない!いくら環境が日本より悪いといっても一等級だよね。これなら2等級のほうがいいじゃないか!って何度も自分に問いかけてました。
まだ、悪いことして捕まって入れられる部屋の方がいいんじゃないの?というレベルでした。
こんなの寝れるわけないだろ!!ふざけるな!
あまりにも不安になり、駅員に言いにいこうとしたところ。。。
最後尾から2番目に1等車の列車がありました。かなり不安になりました。こんな車両で朝まですごせるわけないです。
寝台列車の等級 2等級
1等級のみが寝台となっており、2等級、3等級は椅子のみです。2等級は少しいい椅子となっています。
少し豪華な仕様の椅子です。レザーっぽい素材で、座り心地は良さそうです。飛行機で全く問題なく寝れる人であれば2等級で十分寝れるでしょう。
そのくらい余裕がありますし、スリランカの中ではいい仕様だと思います。
決して、日本の新幹線等を想像してはいけません。
寝台列車の等級 1等級
寝台列車というだけあって、他の車両とはまったく違う仕様となっています。個室となっており、二人で一部屋になっています。
2段ベッド仕様となっています。てきとーるは9,10番の部屋で9番でした。てきとーるしかいなかったので、下に居座っていたのですが、もう一人が入ってきて、その人下でした。
奇数が上のベッドになって偶数が下のようでした。
もう一人の人はものすごくいい人で、どっちでもいいけど下のほうがいい?と聞いてくれたりしました。現地の人のようで、スーツをもったビジネスマンのような人でした。
寝台列車にはエアコン設備はなく扇風機のみです。暑いですが扇風機があれば耐えれるレベルです。夜になるにつれて寒くなるので、ちょうどいいくらいです。
トイレと洗面
部屋のベッドの反対側にトイレの扉があります。二つの部屋からアクセスできる仕組みになっていて、内側から鍵をかけると両方のドアのロックがかかります。
なので、安心ですね。そんなことよりこのトイレ、一度使うともう使いたくないです。まして大なんて絶対にしたくなくなるレベルです。
部屋にも水栓だけはありますが、トイレにもあります。かなり汚いです。それよりも劣悪なのがトイレです・・・。
このレベルです。もう座れるとかいうレベルではないです。空気椅子状態でお尻を浮かせないと利用できないのではないかという感じです。
しかも!ゴキブリ2匹つきでした。
出発前に小をしていたのですが、何か足にあたるなーと思ってました。
どうやらゴキブリの触角だったようです。いつもなら飛ぶいきおいでびっくりしますが、スリランカに慣れてしまったのでしょうか。特に足をずらすわけでもなく、落ち着いて最後までできました。
人間の環境適応能力はすごいですねー。てきとーるはもうスリランカの環境に完全に慣れてしまっていました。
ゴキブリの耐性については、スリランカで神の領域に達したな。
トイレは水で流すこともなく、車両の真下に向けて落下させる仕組みです。自然に返すという発想ですかね。
寝台列車での動画
ものすごく揺れます!こんなに揺れる?ってくらい揺れます。
寝ている人をむりやりゆすって起こすくらいの勢いなくらいに揺れます。最初は慣れませんが、慣れてくるとこの揺れが意外と心地よくなってくるので寝ることができます。
コロンボ駅に到着
到着は午前4時前です。あまりにも早く到着しすぎて、何もすることがありません。朝4時から店は開いてませんし、いくところもありません。
コロンボに詳しければ行くところもあるでしょうが、てきとーるは初コロンボだったのでどうしようもなかったです。
てきとーるもみんなと同じようにベンチで横になって寝ました。
リュックを枕にして寝ましたが、現地人がてきとーるのリュックの半分を枕にしました。こういったところもスリランカならではですね。
日本だとまずありえないです。スリランカでは仲間意識が強いというか、バスでも荷物を持ちあったりと素晴らしい文化だと思います。
まとめ スリランカの寝台列車は変態仕様
スリランカでの寝台列車はなかなかいい経験となりました。ヨーロッパでは寝台列車は何度か利用しましたが、まったく違います。
移動だけと割り切って、プラスで寝れるなら最高です。寝ている間にスリランカの東海岸から西海岸まで一気に行くことができます。
人によってはちょっと抵抗があるかもしれませんが、慣れていまえば全然快適です。ただシャワーをあびることができないので、毎日シャワーが必要な人には厳しいですね。
まー、スリランカンに来て寝台列車に乗る人であれば、まったく気にならないと思います。
スリランカに行った際には是非寝台列車に乗って快適な移動を楽しみましょう。
スリランカ旅の全工程と記事のまとめは下記で紹介↓
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